
タイトル | 『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』 |
著者 | ピョートル・フェリクス・グジバチ |
出版社 | クロスメディア・パブリッシング |
発行年 | 2023年 |
ページ数 | 240ページ |
目次
- はじめに
- 他の雑談本と比べての違い
- 視点の違い:一流の「雑談」の裏にある戦略
- 具体的なテクニックの充実度
- 雑談力を高めるための新しい視点
- 「間」を意識することで生まれる余裕
- 自己開示のバランス
- 実践で使えるテクニックとその効果
- 聞き上手になるための具体的ステップ
- リアクションの工夫で会話を盛り上げる
- こんな方におすすめ
- 他のおすすめ雑談関連書籍5選
- 『雑談力が上がる話し方』(斎藤孝(著))
- 『人を動かす』(D・カーネギー(著))
- 『神雑談力』(中北朋宏(著))
- 『雑談の一流、二流、三流』(松橋良紀(著))
- 『超雑談力』(五百田達成(著))
- 結びに
1. はじめに
こんにちは!雑談って、ただの軽いおしゃべりだと思っていませんか?
実は、雑談にはもっと深い意味があるんです。
これまでに『雑談力が上がる話し方』(斎藤孝著)や『超雑談力』(五百田達成著)など、
雑談に関する本をいくつか読んできましたが、
それぞれの本には「なるほど」と思わせるポイントがたくさん詰まっていました。
ちなみに『超雑談力』については、以前このブログで詳しく記事にしていますので、
気になる方はぜひそちらもご覧ください。
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今回読んだ『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
一流の人たちが雑談をどう戦略的に活用しているかに焦点を当てていて、
新しい視点が得られる一冊でした。
さっそく、この本と他の雑談本との違いを掘り下げてみましょう!
2. 他の雑談本と比べての違い
視点の違い:一流の「雑談」の裏にある戦略
これまで読んだ本、例えば『雑談力が上がる話し方』や『超雑談力』では、
基本的に「相手に興味を持つ」「話をしっかり聞く」といったスキルがメインでした。
雑談が苦手な人や、どう話を広げていいかわからない人にとっては、
基礎から学べるありがたい内容ですよね。
でも、『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
もっと踏み込んで「どうやって雑談を使って相手の心をつかむか」に焦点を当てています。
たとえば、ビジネスパーソンが商談前のちょっとした雑談でどうリーダーシップを示すか、なんて具体例も満載です。
「ただ話すだけじゃなくて、雑談も戦略的に使えるんだ!」と感じましたね。
具体的なテクニックの充実度
『雑談力が上がる話し方』では、相手の話に共感して相槌を打つとか、
リアクションをしっかり取ることが強調されています。
たとえば、友達とカフェでおしゃべりしているときに
「わかる〜!」「それ、すごくいいね!」と相槌を打つのは、シンプルだけど効果的ですよね。
一方、『超雑談力』では、
五百田達成さんが雑談をどう武器に変えるかという実践的なテクニックを紹介しています。
特に「聞き方」や「話の展開の仕方」に焦点を当てていて
、雑談をより深く、面白くするための具体的なアプローチが豊富です。
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』では、
たとえば「商談前の雑談でどうリーダーシップを示すか」や「相手の興味を引き出すための質問の仕方」など、
すぐに実践できるテクニックが盛りだくさん。さらに、
雑談の中で「間」をどう使うか、相手の心を読むためのヒントなんかも具体的に解説されていて、
かなり深い内容です。
3. 雑談力を高めるための新しい視点
「間」を意識することで生まれる余裕
『超雑談力』でも「間」の使い方に触れていますが、
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』では、
それが雑談でどう使われるかが具体的に書かれています。
日本人って「間」が怖いって感じることが多いけど、
逆にそれをうまく使うことで、相手に考える時間を与えたり、
言葉の重みを増したりできるんですよね。例えば、
ビジネスの場で相手が少し考える時間を与えたいときに、
意図的に「間」を取るのも一つのテクニック。
これ、実際にやってみると効果を感じると思います!
自己開示のバランス
『雑談力が上がる話し方』や『超雑談力』でも自己開示の重要性について触れられていますが、
そのバランスについてはあまり詳しくは書かれていません。
でも、この本では、「どこまで自分のことを話していいのか?」がしっかりと書かれています。
例えば、自己開示しすぎると「自分語り」になってしまいがちですが、
適度な開示が相手に安心感を与えるのに役立つんです。
このバランス感覚をつかむことで、雑談がより一層自然で心地よいものになりますよ。
4. 実践で使えるテクニックとその効果
聞き上手になるための具体的ステップ
雑談本の多くで「聞き上手になること」が大事だとされていますが、
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
さらに一歩進んで、どうやって聞き上手になるかを具体的に教えてくれます。
例えば、相手が話した内容を少しオウム返しするだけでなく、
そこから話を広げるための質問を織り交ぜるとか。
これ、ちょっと意識するだけで会話がぐっと深まるんですよね。
リアクションの工夫で会話を盛り上げる
雑談を盛り上げるには、リアクションの取り方も工夫が必要です。
この本では、相手が話した内容をただ聞くだけでなく、
その話に自分の経験を軽く添えることで、
会話が一方通行にならないようにするテクニックが紹介されています。
例えば、友達が旅行の話をしていたら、
「それ、面白そう!実は僕も○○に行ったときに…」と自分の体験を軽く混ぜるだけで、
会話がさらに広がります。
5. こんな方におすすめ
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、以下のような方に特におすすめです!
- ビジネスでの雑談をもっと戦略的に使いたい方:ただのおしゃべりではなく、仕事で結果を出すために雑談を活用したいと考えている方にぴったりです。
- 雑談を通じて信頼関係を築きたい方:この本では、雑談が単なる会話ではなく、深い信頼関係を築くための重要な手段として紹介されています。
- 一流のビジネスパーソンがどう雑談を使っているのか興味がある方:一流の人たちが実際にどうやって雑談を活用しているか、その具体例が豊富に載っているので、実践の参考になります。
- コミュニケーションスキルをさらに高めたい方:既に基本的な雑談スキルを持っている方が、さらにレベルアップしたいときに最適です。
6. 他のおすすめ雑談関連書籍5選!!
『雑談力が上がる話し方』(斎藤孝著)
概要と長所
『雑談力が上がる話し方』は、雑談が苦手な人でも取り入れやすいテクニックを紹介している本です。
斎藤孝さんは、「共感すること」と「相手に興味を持つこと」を基本として強調しています。
たとえば、会話の中で相手の話に「それ、すごくわかる!」と共感を示すことで、
自然な雑談が生まれるというポイントがわかりやすく説明されています。
初心者でも安心して取り組める内容が多く、日常会話での不安を解消するのに役立ちます。
本書との比較
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』が、
戦略的な雑談テクニックを深く掘り下げているのに対し、
『雑談力が上がる話し方』は、雑談の基礎を学びたい初心者向けです。
基本的なスキルをしっかり身につけた後に、
ピョートルさんの高度なテクニックを取り入れることで、雑談力が段階的に向上することが期待できます。
『人を動かす』(D・カーネギー(著))
概要と長所
『人を動かす』は、コミュニケーション全般において信頼関係を築くための基本的なアプローチを学べる名著です。
カーネギーは、相手に誠実な関心を持ち、感謝を示すことで、深い人間関係が築けると説いています。
この本は雑談だけでなく、対人スキル全般に役立つ内容で、多くのビジネスパーソンに影響を与えてきました。
本書との比較
『人を動かす』は、コミュニケーション全般の基礎を学びたい方に最適です。
一方で、『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
これらの基礎を雑談に特化した形で応用する方法が紹介されています。
信頼関係を築くためのマインドセットを『人を動かす』で学び、
具体的な雑談のテクニックをピョートルさんの本で習得することで、
より深いコミュニケーションが可能になります。
『神雑談力』(中北朋宏著)
概要と長所
『神雑談力』は、中北朋宏さんが、ビジネスシーンや日常の中で「笑い」を活用した雑談術を紹介している本です。
この本では、元芸人である中北さんが、笑いを通じて相手との距離を縮める方法や、
場の雰囲気を和らげる技術を具体的に解説しています。
特に、難しい話題や緊張感のあるシチュエーションでも「笑い」を取り入れることで、
より良いコミュニケーションができる点が強調されています。
本書との比較
『神雑談力』は、笑いを通じて相手とのコミュニケーションを円滑にするテクニックに焦点を当てています。
一方で、『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
特にビジネスシーンにおける戦略的な雑談の使い方に注目しています。
日常の雑談を楽しく、かつ効果的にしたい方は中北さんの本が役立ちますが、
より高度なビジネスシーンでの応用を学びたい場合は、ピョートルさんの本が最適です。
『雑談の一流、二流、三流』(桐生 稔 (著))
概要と長所
『雑談の一流、二流、三流』は、雑談スキルをレベル別に分析し、
どのようにステップアップしていくかを具体的に説明している本です。
自分の雑談力を客観的に評価し、次のステップに進むためのガイドラインが豊富に含まれています。
自分がどのレベルにいるのかを知り、そこからどう成長できるかが一目で分かる点が魅力です。
本書との比較
『雑談の一流、二流、三流』は、自分の現状を把握し、
段階的にスキルアップを図るためのフレームワークを提供しています。
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
特に「一流」とされる人々の雑談テクニックに焦点を当て、
より高度な技術を学べる内容です。まずは松橋さんの本で自分のレベルを確認し、
ピョートルさんの本でさらに上級のテクニックを学ぶのが効果的です。
『超雑談力』(五百田達成著)
概要と長所
『超雑談力』は、雑談をコミュニケーションの武器として活用するための具体的なテクニックを紹介している本です。
五百田達成さんは、相手に「また話したい」と思わせるための会話術や、
雑談を通じて深い関係を築くための方法を詳しく解説しています。
日常生活からビジネスシーンまで、幅広く応用できる点が魅力です。
本書との比較
『超雑談力』は、雑談をより楽しく、効果的にするための実践的なアドバイスが豊富です。
一方で、『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、
特にビジネスシーンにおける戦略的な雑談の使い方に焦点を当てています。
五百田さんの本で基礎的な雑談力を高めた後、
ピョートルさんの本でビジネスに応用するテクニックを学ぶことで、
総合的な雑談力をさらに高めることができます。
7. 結びに
『世界の一流は「雑談」で何を話しているのか』は、これまで読んだ雑談本と比較しても、
特に実践的で深い内容が詰まった一冊です。
高度なテクニックを学びたい方にとって、非常に役立つ本となるでしょう。
この記事で紹介した他の雑談関連書籍と併読することで、
基礎から応用まで幅広いスキルを身につけ、雑談力を大きく向上させることができるはずです。
ぜひ、これらの本を参考にしながら、あなた自身の雑談スキルを磨いてみてください!